VMwareでKali Linuxをインストール~日本語入力まで
ここ1ヶ月で3台の仮想マシンを立てて、イヤになるほど同じ環境構築をしたので書いておきます。
VMware playerでKaliを動かせるようにして、ついでに日本語入力できるとこまで説明します。
1. まずはVMware playerをインストール
そもそもVMware playerとは、無料で利用できる仮想マシンソフトのことです。もちろんKaliだけでなく、他のOSも動かせます。
他にも無料の仮想マシンとして、VirtualBoxなどもありますが、個人的にはVMwareのほうが使いやすいです。
ここではVMwareの概要、インストール方法の説明はここでは省略させていだだきます。
こちらのサイトが良くまとまっていると思うの参考にしてください。↓
VMWare Player のダウンロードとインストール方法 | Webセキュリティの小部屋
2. KaliのOSイメージをダウンロード
Kali LinuxのサイトにVMware専用のOSイメージがあるので、これをダウンロードします。
リンク:Kali Linux Downloads
ちなみに今回は64bitのKaliをダウンロードしました。
2014/06/10現在では、ファイル名は「kali-linux-1.0.6vm-amd64.7z」となっており、7zip形式で圧縮されていますが、容量が5GB以上あるので、予めリソースを確認しておいてください。
3. 圧縮ファイルを解凍
.7zで圧縮されているので、7zipを使って解凍します。Windows8.1ではデフォルトで7zipが入っていますが、7zipが入っていない方はこちらからインストールしてください。↓
圧縮・解凍ソフト 7-Zip
圧縮ファイルを適当なディレクトリに入れて、以下のコマンドで解凍します。ファイル名は適宜変更してください。
$ 7z x kali-linux-1.0.6vm-amd64.7z
解凍にもそこそこ時間がかかるので気長に待ちましょう。
5. 仮想マシンを開く
最初の画面に戻り、Kaliを選択して「仮想マシンの再生」を選択します。
また、すぐ下の「仮想マシン設定の編集」で仮想マシンの各種設定ができます。
するとKaliが起動します。
「この仮想マシンは移動またはコピーされた可能性があります」というメッセージが表示された場合は、「コピーしました」を選択します。
認証を要求された場合、デフォルトではOtherをクリックし、Username:root、Password:toorでログインします。
するとKaliの画面が現れます。やっぱりKaliのデスクトップはかっちょいいですね。
6. Kaliで日本語入力できるようにする
Kaliはデフォルトのままでは日本語入力できないので、「IBus」というツールをインストールします。
コンソールを開いて、以下のコマンドを実行します。
$ apt-get update $ apt-get install ibus-anthy
もしパッケージがないと表示された場合は、以下の記事の最後らへんを参考にしてください。
64bit-Linuxで32bitバイナリ実行環境を構築 - sonickun.log
次に、画面の右上の「Applications」→「System tools」→「Preferences」→「IBus Preferences」を選択します。
「Input Method」のタブを開いて、「Select an input method」で「Japanese」を選択し、「Add」を選択します。
また「General」タブでは、どのキーで入力を切り替えるか設定できます。
これで無事日本語入力できました!
ちなみにキーボード配列をUSとJISで切り替えたいときは画面右上の「en」または「ja」をクリックすればよいです。